人事の役割とは、一言で採用担当とお考えの方が多いと思われますが、人事とはいったいどんな事をする人なのでしょうか。一般的には人員配置、人事評価、人事考課、人事異動など色々な役割がありますが、私が考えるにはもっと人間的な部分の大事な話をしたいと思います。

機械に働いてもらうのと違い、人は感情を持ち合わせています。モチベーションが高い状態では仕事の効率化は捗りますが、逆に低い状態では1人分の仕事をこなすのも困難になってしまいます。会社の方向性を左右してしまうほどの人事ですが、人事を行う上で気をつけなければいけないポイントを纏めてみましょう。

人事を統括する上で絶対気をつけるべき点

適材適所に人員配置を心掛けること

職員一人一人の持ち味が違うように、適材適所に配置してあげる事が非常に重要になります。それはその人の性格を良く踏まえた上で判断してあげたり、行動や仕草から読み取ったりと、色々な角度から判断して配置するようにしましょう。応募の時点で経歴や応募動機などを踏まえて確認し合いながら、その人にとって良さそうなポジションを考えてあげるのが大切です。

また、その為に必要と思われるものを準備して用意したりするのも大事です。仕事に必要とされる道具は、意見を聞きつつ取り入れていくようにしましょう。何気ない事ですが、そういう些細な気遣いも人事の大切な役割になります。

能力を最大限に発揮できるよう配置すること

人事の中で特に気をつけないといけないのは、その人にあったポジションに仕事の役割を与える事に尽きます。例えば業務内容に見合わないポジションに配置したままにしておくと、非効率なだけでなく、悪化した場合に取り返しが付かなくなってしまわれる事もしばしば出てきます。

作業内容の結果を見て判断するのも大事です。あまりにミスが多かったり、このまま続けていても効率や生産性が悪いと判断した場合は早めにポジション移動などの対応をしてあげなければいけません。仕事のミスが続くとモチベーション低下に繋がり、そのままの状態にしていると最悪の場合、何も言わずに退職していってしまうケーズが多いです。

人間関係も一番気をつけてあげないといけないのですが、仲の悪い人同士をくっ付けたままにしておくと、周りの環境にも影響してしまいます。逆に、仲が良すぎても非生産性になってしまうので注意が必要です。仕事の生産性はチームワークにより活性化するものです。チームワークが上手くいくように心掛けましょう。