皆さんが良く耳にする「ある一定の期間だけ」の採用条件の一覧に、派遣社員、契約社員、期間限定、季節限定、または冬季のみといった条件などがあるかとおもいます。

この期間限定で採用する側やされる側では一体どんなメリットやデメリットがあるのかという場面も踏まえながら考えていきます。

採用する側の立場から考えてみる

まず採用する側の様々なメリットや考え方をあげていきましょう。

• 必要最低限の人件費で済ませられるようにも可能
• 業務内容に合わせた人材確保ができる
• 派遣社員の場合、直接雇用ではないためいつでも解約できる
• 人手不足時や繁忙期だけの人材確保することが容易
• 経費を予め設定して抑えようとすることが容易にできる
• 派遣社員のように直接雇用ではなく請負にもでき社会保障の有無を指定できる

次にデメリットの部分を考えていきます。

• 賃金の額も関係するのか、なかなか人が集まらなかったりする
• 通年雇用とは違い、敬遠されやすい
• ある日突然来なくなったりする
• その人の能力を実際に判断できる材料もないまま現場に入ることになる
• どこまで裁量権を持たせていいのか分かりにくい部分がある
• 即戦力になるかどうか経験だけでは不透明

挙げればキリがないほど出てきます。

採用される側の立場から考えてみる

次に採用される雇用側からの視点でメリットはどんなものがあるでしょうか。

• 短期間で高収入を得られる
• 仕事の空いた時間での掛け持ちなどで副収入を得ることができる
• 専業主婦（主夫）でも仕事につけやすい
• 深い関係にならなくて済むので働きやすい
• 残業や休日出勤がほとんどないに等しい
• 雇用契約を結んでいれば、契約解除されても失業手当がでる
• 派遣なら様々な業界の経験を積むことも可能だったりする

次にデメリットはどんなものがあるかを挙げていきます。

• いつ契約解除されるか分からない不安がある
• 安定的ではない
• 必要以上に稼ぎたくても無理な場合が多い
• 立場的に弱かったりしてあまり好意的にみられなかったりする
• 責任ある仕事ができないケースが多い
• 直接雇用と違い、保険や交通費やボーナスといった福利厚生がなかったりする

どちらの側にもそれぞれ意見がありますので、一概にこれといった限定はできません。ただ大まかには共通する部分が多いでしょう。

それでは改善するにはどのようにするのが得策でしょうか。

採用する側もされる側もプラスになる関係を築く

一番気をつけなければいけないのは、採用する側の片一方の都合ばかりを押しつけてしまうことです。募集要件を見て応募してくる訳ですが、応募側が条件の内容全て呑み込んで応募している訳でない場合が多いです。きちんとお互いに不透明な部分をクリアにする確認を怠らないようにしましょう。

また応募する側は弱い立場ですから、採用する側はどんな条件に惹かれ応募してきたのか、きちんと汲み取ってあげる心掛けをしてあげましょう。お互いにとってプラスになる関係にすることが必要不可欠です。

必要最低限ばかりでなく、もっと信頼関係を含めた良い関係を築けるようにしていきましょう。