会社（組織）というものは、経営者（または管理者）と従業員が居て、それに伴い各役割を持たされて運営されております。

彼の有名な松下幸之助先生が初めに考案されたと言われる組織図は、今や企業間では当たり前の様に構成されております。

 

会社にとって、この組織図がきちんと構成されているか否かで、その会社の未来が左右されると言っても過言ではないと、自身は感じております。

 

 

会社の組織図がきちんと構成されているか

今や一般的になってはおりますが、実際に中小企業の間では構成されてないまま運営されているのがほとんどだと感じております。

従業員の振る舞いや行動から、感じ取れる場合もあります。

 

私がそう感じる基準として、今はコンプライアンス（法令遵守）が非常に重要視されてきておりますので、コンプライアンスを一人一人がきちんと守れていない会社は組織図もきちんと構成されてないように感じております。

 

 

組織図を構成しないことの危険性

組織図は家系図にも似ている部分があります。家系図の大黒柱は、言い換えてみれば組織図では社長に当たります。

家族経営の会社で考えた場合、皆さんよく目にしているでしょうが、長男や次男が副社長や専務である場合が多いかと存じます。イメージして頂くと分かりやすくなります。

 

責任の行き場のない経営方針を未然に防ぐ

組織図のトップ（もしくは中心など）が社長もしくは会長で、その支えになっている幹から枝分かれして構成していき、部門別にグループ分けして管理職を配置し、統制していきます。

 

組織図が構成されてない場合は、何か問題が発生した場合でも誰に責任があるのかを特定出来ず、解決もままならなくなってしまいます。

最初からきちっとした構成でなくても良いので、まずは設定して管理させる（責任を持たせる）ことを重視しましょう。

 

大きなトラブルへの発展を防ぐ

この構成することによって、なにかトラブル（問題）が発生した場合でも、大きな問題に発展する前に解決したり、未然に防げるようにもなってきます。

それぞれの役割を設定することによって機能し、グループ（部門）の活性化に努めましょう。

 

責任の所在が不透明なままの経営方針では、いつ崩れ落ちてもおかしくはありません。

 

 

組織図において人事の配置を慎重に見極める

部門別に分けられた後、リーダーとして選出する人においては、その部門を正常に機能させる上で非常に重要なポジションになってきます。

単に仕事が出来る出来ないだけで判断してはならず、そのチームを纏める役割を最重視しなければなりません。

 

部門別（チーム）のリーダーを設定する

チームとは単に集団の集まりとしてではなく、一人一人が当事者として目標に向かって一丸となり、更にそれを指揮する為にリーダーが存在します。

経営においては、リーダーとは現場を取り纏める重要な役割に当たり、現場の意見や問題などを改善しつつ、上層部への報告や提案などの役割も担っていかねばなりません。

 

人選するにあたり、その行為がもたらす会社への効果とは、会社の経営事態を左右しかねません。

リーダーを選出する際は慎重に見極めなければいけません。

 

 

コミュニケーション能力の重要性

まずコミュニケーションとはいったい何かを考えてみましょう。

コミュニケーションとは、気持ちや意見など、言葉などを通じて相手に伝えることを定義としています。

 

正確には、相手との意思疎通がしっかり出来ているかがポイントになってきます。

お互いに考えていることを理解し、認識し、共有することによってコミュニケーション出来ていると言えます。

片一方の情報の伝達だけでは、コミュニケーションとは言わないのです。

 

管理職に求められるスキルの一つ

今では中小企業や大手においてもコミュニケーション能力の重要性を問われるようになってきております。

この能力の有無は、企業間を繋ぐ上でも特に重要になってきます。

 

お互いに意思疎通出来る人達でなければなりませんし、またその内容や結果を上司に報告する上でも必要になってきます。

正確に自分と相手の意見や内容の情報等を共有しなければならず、なれない内は何度も相手に確認し、メモを取るなど努力しましょう。

 

 

まとめ

松下幸之助先生が最初に考案されたと言われていますが、困ったときは先人の教えを乞うようにしましょう。

偉大な先人の方々の発言は、教本がいっぱい出版されております。

 

「百聞は一見に如かず」という言葉がありますが、実際に管理職の方達に寄り添ったり、会社の組織図ってどんなのだろうと自分なりに作成することでもイメージがより沸き易いかと存じます。

 

実践に移すことにより、より明確になり、組織図がいかに重要なことかを理解していくことになるでしょう。