【次世代通信】5G公開よりも早く6Gの構想を発表(NTTドコモ)【6Gで描く未来図とは】
2020年1月、NTTドコモが5Gを公開前に、早くも6Gの構想を発表いたしました。一般公開されたイベントでは体験できた人も多いことでしょうが、6Gでは一体どんな未来が訪れるのでしょうか?
既に韓国やアメリカでは商用化が始まっています。新たな時代を象徴するテクノロジーとして注目されています。NTTドコモでは、5Gの先の6Gの先の世代まで話が動き始めているようです。
5G公開よりも早く6Gの構想を発表
いよいよ春から公開される5G(次世代移動通信)。都内ではNTTドコモが、最新の技術や展示会をしています。NTTドコモは非常に力を入れてますね。通信技術の進化は未来を明るいものにしてくれそうです。
5Gではいったいどのような事ができるのか
4Gから5Gでどのように変わるのか(KDDI)
- 高速・大容量向けの20Gbpsになる(4Gの1Gbpsの20倍)
- 100万デバイス/平方kmにより多接続が可能になる(4Gは10万のため10倍)
- 高信頼・低遅延向けが1msに(4Gは10msのため10分の1)
- 領域を区切ることで、相互干渉を起こすことなく、多種多様なデバイスに同時にサービスを提供 (KDDI談)
自動運転技術(システム)
自動運転の定義段階(レベル0~5)で、2番目に高度なレベル4(走行エリアは限定されるが、運転席は無人の状態 )を実現している。運転の安全が確保されれば、更なる進化、実現の可能性を秘めています。 渋滞・事故情報や人の飛び出しなどを5Gネットワークで瞬時に検知・制御することで交通事故を激減させ、安心・安全なクルマ社会の実現にも貢献すると期待されています。(KDDI)
テレイグジスタンス(Telexistence)KDDI
「TELE=遠隔」と「EXISTENCE=存在」を組み合わせた概念であるテレイグジスタンスは、遠く離れた場所にいるロボットをアバター ( 分身 ) として利用し、あたかもそこにいるかのような感覚・体験が得られる技術です。Telexistence株式会社 ( TX Inc. ) とKDDIは、同技術を活用した遠隔操作ロボットの量産型プロトタイプ「MODEL H」を開発しました。(KDDI)
無人建機で復旧作業等が可能に
5Gを活用した建機遠隔操作の実証実験を行っている。従来もWi-Fiでの遠隔操作は行われていたが、建機に設置したカメラからの映像が低解像度であるために距離感覚がつかみにくく、作業効率が半分程度に低下する課題があり難航していたようです。(KDDI)
ドローンの可能性の幅が大きく広がる
ドローンで映像を撮影するだけならWi-Fiや4Gでも可能でしたが、5Gなら映像データや測定データをリアルタイムに伝送しながら解析できるため、幅広いビジネス展開が行えるようになります。ドローンが衝突を回避しながら飛行するには、自動運転のクルマのようにドローン同士でリアルタイムなコミュニケーションを図ることが必要ですが、そこでも5Gが大きな役割を果たすことになるようです。(KDDI)
フェイスシェアリング(FaceSharing)NTTドコモ
口から上の部分の、顔の表情をスキャンしてシェアすることで、人の話し方を再現することができます。外国語の練習や言語障害のある人のリハビリなどで活用を検討中とのことです。
VR・3D・マルチアングル視聴がより楽しく快適に(高速・通信)
高速で大きなデータの送受信が可能になることで、さまざまな視点からの映像を選択できるマルチアングル視聴やVRのような臨場感のある3D映像など、大容量 データの通信を必要とするストリーミング映像サービスが実現可能となります。(NTTドコモ)
オンライン対戦をより快適に(低遅延)
格闘ゲーム、シューティングゲーム、音楽/リズムアクションゲームなど、リアルタイム性の高いゲームをプレイする際に問題となる遅延を解消。より短くなることで、離れた場所どうしでもリアルタイム性の高いやりとりができるようになります。(NTTドコモ)
家電等やあらゆるものと通信可能に(多接続)
家庭にある数多くのデジタル家電や白物家電、センサー類までもネットワークにつながります。たとえば、朝起きたら自動でカーテンが開き、コーヒーが注がれる。また外出時も帰宅時間を察知して、空調のコントロールやお風呂の準備なども。家の中や外での行動に合わせて快適な生活が送れるスマートホームも実現できます。(NTTドコモ)
6Gではどのようなことができるようになるか
超高速・大容量通信が可能に
100Gbpsを超える超高速・大容量通信が期待されています。5Gの5倍以上の予想値です。今まで通信制限があって不可能だったことも、色々と実現可能になってきます。
超カバレッジ拡張化に
エリアカバー率100%になると期待されています。今まで通信エリア外になっていた地域も、全てカバーされるということです。また、新エリアとして空・海・宇宙といった地球上の全ての領域をカバーできるようになるようです。
超低消費電力・低コスト化に
こちらが可能になれば、充電不要な超低消費電力デバイスが出来上がるとのことです。これにより、デバイスを多様する人にとっては、1日に何度も充電することから解放されることでしょう。
より超低遅延に
特に動画のような通信量が大幅に大きくなるような環境において、 高画質を維持したまま、従来よりもライブ配信の視聴遅延を抑えることができるようになります。 超低遅延に対応した配信では、画質設定から超低遅延配信を選択することができます。膨大な通信量をカバーできることで可能になってきます。
超高信頼通信に
クリティカルなユースケース( ソフトウェア工学やシステム工学でシステム、あるいはシステムのシステムの機能的要求を含む振舞を把握するための技法) に対応可能な高品質・高信頼性が保たれるようになります。
超多接続とセンシングに
1000万デバイス/平方kmにより、5Gの約10倍が期待されています。高品位位置サービスが可能になり、誤差10cm程度になると期待されています。
まとめ
5G、6Gとなるにつれて、5感を再現する現実レベルのVRやAR体験が可能になってくると期待されています。自動ワイヤレス充電も可能になり、コードを差しての充電が無くなると予想されています。近い将来にはなっていそうですね。
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