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【高速化】永続オブジェクトキャッシュを使用してください【WordPress】
WordPressの永続オブジェクトキャッシュは、WordPressのパフォーマンスを向上させるためのキャッシングシステムの一つです。Webサーバーからデータベースへの移動時間を短縮することでページの読み込み時間を短縮する手助けをします。これによりWordPressがクエリの結果や他の一時的なデータを保存することができ、同じリクエストに対するレスポンスを返す速度が高速化されます。
永続オブジェクトキャッシュは、WordPressによって利用される2つのキャッシュのうちの1つです。もう1つは、WordPressの一時的なオブジェクトキャッシュです。今回はデータベースですのでサーバーキャッシュの事を指します。
永続オブジェクトキャッシュは、キャッシュされたデータをサイトを閲覧するユーザーが変更するまでデータベースに保存します。つまり、WordPressのオプションAPIを使用して、キャッシュされたデータをデータベースに格納することを意味します。Webサイトの再起動時にもデータが失われないようにするために便利です。
永続オブジェクトキャッシュは、WordPressで構築されたWebサイトのパフォーマンスを向上させるために一般的に使用されます。これによりサイトの読み込み速度を向上させ、ユーザーエクスペリエンスを改善することができます。
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目次
【高速化】永続オブジェクトキャッシュを使用してください【WordPress】
契約サーバーからサーバーキャッシュ設定する
サーバーキャッシュ設定するには2通りの方法があります。契約しているサーバーでサーバーキャッシュ設定する方法と、プラグインを使用して導入する方法です。今回は私が契約しているエックスサーバーで永続オブジェクトキャッシュ設定が出来るようだと、サイトヘルスで忠告を頂きました。私の使用しているエックスサーバーでは【APCu】を採用しているとのことです。
エックスサーバー【APCu】は、WordPressの永続オブジェクトキャッシュでよく使用されるPHP拡張機能の1つです。APCuを使用するとオブジェクトを高速にキャッシュすることができます。サーバーキャッシュ設定を有効にすることで、サーバー上でファイルのキャッシュが作成され、Webサイトの表示速度・同時アクセス数を大幅に向上させることができます。今回はエックスサーバーでの説明をしていきますが、あなたの契約されているサーバーでも永続オブジェクトキャッシュをサポートしているようでしたら、上の画像のような回答になるはずです。
エックスサーバーでは、サーバーキャッシュ設定を有効にすることで「Xアクセラレータ」が有効になります。「Xアクセラレータ」はWebサイトを高速・安定化させるための機能です。設定は以下のいずれかから選ぶことができます。
- Xアクセラレータ Ver.1 … 静的ファイルの高速化(キャッシュ)
- Xアクセラレータ Ver.2 … 静的ファイルの高速化(キャッシュ)+PHPプログラムの高速化
サーバーキャッシュ設定後は自動的にXアクセラレータ Ver.1 になりますので、Ver.2へ手動切り替えしましょう。
エックスサーバーではものの5分程度で簡単に設定することができました。SSL証明書も簡単に設定できるエックスサーバーは大変信頼できるサーバーですので、もしサーバー乗り換えをお考えの方はご検討ください。
エックスサーバーでの設定方法
エックスサーバーでは、サーバーキャッシュ設定を簡単に行うことができます。下の方の項目を見ていくと、高速化という項目の中に「サーバーキャッシュ設定」があります。先ほども述べたように、エックスサーバーでは【APCu】のPHP拡張機能を採用しています。こちらの機能を使ってサイトのアクセスを高速化します。
作成したドメイン一覧が表示されます。サーバーキャッシュ設定を適用したいドメインを選びます。今回は私が使用している「crebus.biz」のドメインに適用したいので、現在の設定はOFFとなっている右側の「選択する」をクリックします。
現在の設定が表示されますので、「ONにする」にチェックを入れます。チェックを入れた後は確認画面へ進みます。確認画面で確定にすると、サーバーキャッシュ設定がONに変更されます。
これでサーバーキャッシュ設定は完了です。時間にして5分も掛からないかなと思います。この設定をすることにより、Xアクセラレータが有効になります。Xアクセラレータ Ver.1 (静的ファイルの高速化(キャッシュ))がONになりますので、そのままXアクセラレータ Ver.2 (静的ファイルの高速化(キャッシュ)+PHPプログラムの高速化)に切り替えましょう。
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プラグインから永続オブジェクトキャッシュ設定する
永続オブジェクトキャッシュを設定するには、基本的にサーバー側で高速化する為のオブジェクトキャッシュがインストールされている必要があります。インストールされていない場合、使うことができずに対応できない場合があります。
サーバー側で設定することができる場合は、必ずサーバー側で設定するようにしましょう。プラグインでの導入も良いですが、良く分からないプラグインであったり、必要以上にプラグインを入れることに危険性を感じるからです。サイトに不具合が出る場合もありますので、十分に検証されたプラグイン以外は導入しないようにしましょう。
WordPressの永続オブジェクトキャッシュを設定するための4つのプラグインをご紹介します。プラグインの評価は、まだ少ないものが多く検証には時間が掛かりそうです。
- 【Redis Object Cache】
- Redisを使って高速なオブジェクトキャッシュが実現できる
- Redisの設定を簡単に行える
- 安定性が高く、多くの人が利用しているため、問題があればすぐに解決策が見つかる可能性が高い
- Redisを使うため、サーバーにRedisがインストールされている必要がある
- サーバーによっては、Redisを使うことができない場合がある
- 【Memcached Redux】
- Memcachedを使って高速なオブジェクトキャッシュが実現できる
- 設定が簡単に行える
- 安定性が高く、多くの人が利用しているため、問題があればすぐに解決策が見つかる可能性が高い
- Memcachedを使うため、サーバーにMemcachedがインストールされている必要がある
- サーバーによっては、Memcachedを使うことができない場合がある
- 【APC Object Cache】
- APCuを使って高速なオブジェクトキャッシュが実現できる
- 設定が簡単に行える
- サーバーにAPCuがインストールされている場合、追加のソフトウェアが必要ない
- APCuを使うため、サーバーにAPCuがインストールされている必要がある
- APCuはメモリを使用するため、大量のオブジェクトをキャッシュする場合、サーバーのメモリ不足に注意が必要
- 【Swift Performance Lite】
- RedisやMemcachedなど複数のストレージエンジンに対応している
- 設定が簡単に行える
- パフォーマンスを最適化するために、複数のオプションを提供している
- 設定が多いため、初心者には少し難しいかもしれない
- 一部の機能は有料版にしか対応していない
以上がWordPressの永続オブジェクトキャッシュを設定するための、現在のお勧めプラグインになります。永続オブジェクトキャッシュ設定が既存のサーバーでできない場合、プラグインの導入も検討する必要があります。
永続オブジェクトキャッシュの特徴
WordPressの永続オブジェクトキャッシュに関する特徴を説明します。
- 【Redis】RedisはWordPressの永続オブジェクトキャッシュで最も一般的に使用されるストレージエンジンの1つです。Redisを使用するとWordPressのパフォーマンスを向上させることができます。
- 【Memcached】Memcachedは、Redisと同様にWordPressの永続オブジェクトキャッシュでよく使用されるストレージエンジンの1つです。Memcachedを使用するとデータを高速に保存することができます。
- 【APCu】APCuは、WordPressの永続オブジェクトキャッシュでよく使用されるPHP拡張機能の1つです。APCuを使用するとオブジェクトを高速にキャッシュすることができます。
- 【キャッシュオブジェクト】キャッシュオブジェクトは、WordPressが保存するデータの1つで、WordPressのパフォーマンスを向上させるために使用されます。キャッシュオブジェクトにはウィジェット、ナビゲーションメニュー、投稿などが含まれます。
- 【データベースクエリー】WordPressの永続オブジェクトキャッシュは、データベースクエリーを最小限に抑えることができます。これによりWebサイトの読み込み速度が向上し、パフォーマンスが向上します。
- 【キャッシュのクリア】WordPressの永続オブジェクトキャッシュは、期限切れのキャッシュを自動的にクリアすることができます。また、手動でキャッシュをクリアすることもできます。
- 【マルチサイト】WordPressの永続オブジェクトキャッシュは、WordPressのマルチサイト環境でも使用することができます。これにより、複数のサイトを同じサーバーで実行することができます。
- 【キャッシュされたオブジェクトのサイズ】WordPressの永続オブジェクトキャッシュは、キャッシュされたオブジェクトのサイズを監視することができます。これにより、Webサイトのパフォーマンスを最適化するために、必要な容量を設定することができます。
- 【ロードバランサー】WordPressの永続オブジェクトキャッシュは、複数のサーバーで実行される場合でも、ロードバランサーを使用して負荷を分散することができます。これにより、Webサイトのパフォーマンスを向上させることができます。
- 【キャッシュの有効期限】WordPressの永続オブジェクトキャッシュは、キャッシュの有効期限を設定することができます。有効期限を設定することで古いキャッシュが使用されないようにすることができます。また、有効期限が切れたキャッシュは自動的にクリアされます。
共通している特徴をまとめると、パフォーマンスが向上することにより高速化します。サイト運営する上で必要な機能ですので、是非取り入れるようにしましょう。設定方法は契約サーバーにより違いますので、簡単にできるようなら契約サーバーからするのが一番です。契約サーバー上で設定が複雑なら、プラグイン導入も良いでしょう。ただし、プラグインはサイト不具合を起こす可能性が高くなりますので、頻繁にアップデートされていくプラグインを選択しましょう。
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2023年 4月 14日
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2023年 10月 26日
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