コストパフォーマンスを考えメリットを最大限に活用する【費用対効果】
ビジネスには欠かせない「費用対効果」。あるものが持つコストとパフォーマンスを対比させた度合いのことを言います。ビジネスシーンでは、度々費用対効果の話題が出てくることでしょう。実際にどのように活用していくのか、順を追って考えてみましょう。
目次
費用対効果とは
ビジネスでは、まず経営していく上での基本の一つになります。どれだけの費用を掛けることにより、どれだけの効果が出るかという対比の考え方になります。ビジネスにおいて、全ての事業においてコストパフォーマンスは最優先されています。
事例をもとに考えてみる
良く例え話に出てくる事例で説明します。
- ある機械に多額の費用を掛けて導入することにより、どれだけの人件費が削減され、現在の生産性より何パーセントアップするか。
- 宣伝費(テレビ、チラシ、看板等)をいくら掛けることにより、どれだけの集客数や売り上げに繋がるか。
- 自己投資(スキルアップ、必要道具等)にいくら掛けることにより、どれだけの実力が付き、信用や信頼、実績に繋げられるか。
費用対効果の考え方としては、顕著に効果が表れるもので良く例えられますが、それは如何に短い時間でどれだけの効果があるかという概念からもあるでしょう。
タイム・イズ・マネーを意識する
タイム・イズ・マネーとは良く言ったものです。効率が悪いものには、費用対効果の概念は、そもそも当てはまらないと考えています。ただし、3の自己投資についての効果は、必ずしも実力が付くわけではなく、継続的に実践していくことによっての結果だと考えていてください。実践なくして実力は付かず、ポテンシャルが高ければ結果は早くに表れてくるでしょう。
費用対効果の算出方法
簡単な数値で良いから算出してみる
私が良く計算する方法ですが、基本的には元になる数値を比を表す対(つい・たい)で計算していきます。:のコロン(colon)という記号を使います。除法(割り算)で使用する際にも使われます。パーセンテージを計算する際にも使用されてますね。
よく使用する方法としては、比較する数値:比較の元となる数値×100=元となる数値より比較した場合の割合(パーセンテージ)として割合を出すことが多いです。また、元となる数値より、何%上がったら数値がいくらになるかという場合の計算方法を出してみましょう。
例えば現在の数値より30パーセント上がった場合、【現在の数値×1.3=現在より3割増した数値】ということになります。100%は数値上では1になりますので、それに0.3を加えた数値になります。
これを応用することにより、例えば来年度の予算はいくらまでに抑えなければいけないとした場合、現在の実際のコストより、何パーセント上下すれば達成するかといった試算の仕方もできます。使い方次第で色々と使いまわしが出来ますので、是非応用してみてください。
基本的な使い方とは
一般的に費用対効果とは、掛けた費用に対して、どれだけの効果が出ているかという意味で使われます。テレビコマーシャル、宣伝用チラシ、備え付け看板等の広告費にいくら費やしたことにより、集客量や売り上げがいくら上がったかという場合に使われます。
広告費の効果があまり出ていない場合は、「費用対効果が低い」と表現されます。広告費の効果が目に見えるほど効果が出ているような場合は、「費用対効果が高い」と表現されます。特に数字として目に見える部分で、費用対効果を判断することが多いです。
ただ一概に数字だけで判断しないこともあり、先行投資することにより、将来の収益増加であったり、相乗効果アップを狙う方法もあります。現状を元より比較するなら費用対効果という考え方であり、時代の先端を行くためには現状と比較出来ないため、先行投資という考え方の方が正しいのかも知れません。
コストパフォーマンスを考えメリットを最大限に活用する
コストパフォーマンスは費用対効果の代名詞として、今では幅広く使用されることになりました。よく「コスパが良い商品だ」などと聞くこともあるかとおもいますが、この場合は購入した金額からみて、それ以上に価値がある場合をいいます。コストパフォーマンスが良いことは、費用面からみたときに、とても良い状態のことをいいます。
例えば企業において注目度のある商品やイベント等をメリットとした場合、更に盛り上げるためにチラシやパンフレット、またはインターネットやフリーペーパーなどで更なる集客を募ったりするとします。そこで、見込める集客数に対して掛ける費用が少なければコストパフォーマンスが高いという結果になります。掛ける費用が少なければ少ないほど高いということになります。
これはもともとある強みに対して販促を行うので、アピール材料(先ほどのチラシ等)に費用を掛けても効果が見込めるから成り立ちます。しかし、強みの無い商品に費用を掛けても超すよパフォーマンスが悪くなる一方なので注意が必要です。費用対効果はバランスも考えながら行うようにしましょう。
まとめ
費用対効果で意外と見落としがちなのが、いかに時間を上手く使って効果を出せるかがカギになります。時間は有限であり、相手に時間を使っていただくという認識が大切になります。相手が時間を使っても利用したいと思わせるような、素敵なコンテンツを提供していければ良いですね。
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2023年 4月 03日
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